太陽系の科学 成り立ちと成熟

一つの雲の質量も、太陽の一万倍ぐらいのものがある。

こういう宇宙雲の中で星が生まれるわけであるが、現在、星の生まれつつある姿が写真によってつかまえられている。タテの星座に明るい星雲があるが、この星雲のところどころにしまのような黒い班点がみえる。

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これは雲のところどころに発生した小さい凝集であって、次第に収縮し、やがて光を放つようになる。星の誕生前の姿である。画面の左下方に星のまばらな群れが見えているが、これは生まれたばかりの若い星々であって、その光によって元来暗黒である母星雲を照し出しているところである。

このように、巨大な宇宙雲の中で太陽のような星が群れをなして誕生するらしいのである。宇嵐雪の,中にでぎた小ざな塊が′一、OO双響嘲どの間に戚「縮し、内部の温度があがって、やがて光を放つようになるわけであるが、できた塊の大きさにより星の運命がさまざまに岐れる。一つの塊の質量が太陽くらいから、その一〇分の一くらいである時には比較的安定した星となり、長い寿命を保つ。しかし、余り大きい塊ができると大変である。

内部の温度も高くなり、核反応が爆発的に進行して、星は吹飛んでしまう。それほどでなくとも大質量の星はとかく不安定で、たえず明るくなったり暗くなったりしている。これも困ったことで、我が太陽が安定した星であることは生命にとって有難いことである。しかし太陽とても永遠の存在ではない。宇宙雲の中の塊が収縮するとき、中心が2つある連星が生まれることがある。

taiyou4453そこに惑星がついていたとしても、軌道が不安定であり、二つの太陽からうける光が大幅に変わるから、生命の発展にはあまり都合がよくない。わが太陽系も、木星がも少し大きかったら、光を出すにいたらなくとも、地球の軌道がたえずふらつき、現在のような生命の楽園にはならなかったであろう。

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